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フランス現代詩の風景―イヴ・ボヌフォワを読む価格: 2,625円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 『マラルメの詩学』『ありそうもないこと』におさめられた詩論やエッセイを読み、もう一度ボヌフォワの詩集(日本語の訳詩集、そしてフランス語の)を取り出して読んでみようという気になりましたが、自分ひとりの力では、ボヌフォワの詩論を読んでいるときには感じられたものを、詩のなかに見ることがなかなかかなわず、半ばあきらめかけていた時に、この本を手に取りました。
『ドゥーヴの動と不動』(1953)に始まり、中期の『敷居の惑わしの中で』(1975)を経て、近年の『雪の初めと終わり』(1991)へとつづくボヌフォワの軌跡が、決して短いとはいえない年月をつらぬいて緊密な足どりを維持し、いかにおどろく |