強いられる死 自殺者三万人超の実相価格: 1,575円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 自殺者の遺族への取材が非常に難しいものであること、記述内容が遺族よりのものになることは避けられないことを強く認識した。
個別のケースの悲劇性を知るには役に立つが、それ以上の考察は十分とはいえない。
それにしても、『郵政民営化さえなければ死ななくても済んだに違いないと思われる人々が多すぎる』とか『バブルの時代に断行された規制緩和、構造改革という名の「上からの革命」は、経済的利益を追求する株式会社の自由をとめどなく拡大した。他方、人間一人ひとりは、限られた富の分捕り合戦の駒か財布としてばかり捉えられるようになった』などという記述には首を傾げざるを得ない。 |
世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)価格: 1,680円 レビュー評価:3.5 レビュー数:15 妥当と思われる脳が下す判断が、どれだけ利己的なものであるか、を感じさせてくれる本です。
そのために、様々な心理学的実験の事例を用いて論証付けていっています。
中には、実験で明らかにされた人間の心理を把握することでビジネスに生かせるようなものもあり、思わぬ気付きがありました。
ただ、たまに「?」と思うような訳が出てきて少し残念ではありましたが、興味深く読める本だと感じました。
人間は自分が思っている以上に利己的、ということをまざまざと見せつけられました。 |
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談合文化論価格: 1,680円 レビュー評価: レビュー数: |
倒産処理法入門 (第3版)価格: 2,205円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 特徴
・ストラクチャーがさっくりと書いてある。
・制度趣旨などは割としっかり書いてある。この点では説明不足は見当たらない。
・かなり短い。全270p程度。幅一センチちょい。フォントも小さくない。
・この分量で会社更生法?特別調停?破産法etc.で網羅性が高い。
・です、ますの講義調。
・論点的なところは「争いがあるけど、この頃はこういう解釈が一般的になっている」というような説明で流して、一応2行くらいで判例が書いてある。
・諸外国の倒産処理スキームも一通り紹介されている。分量も各2pくらいで、一般的な比較法的 |
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今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生価格: 550円 レビュー評価:4.0 レビュー数:12 青空書店経営とか、廃棄残飯は今は水かけられてて食えなくなったりとか回収の直前にしかださなくなってきたとか、ホームレスの実情を知るのに参考になった。
バブル崩壊とともに生活がなりゆかなくなってしまった人の話は怖かった |